西武9回逆転許す…命運分けた2度のバント処理、森の“残像”が生んだ一瞬の迷い

[ 2019年6月16日 08:45 ]

交流戦   西武5-6ヤクルト ( 2019年6月15日    メットライフD )

9回無死二塁、山崎(左)の投前バントの送球を三塁を指示する森(撮影・久冨木 修)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】西武が1点リードの9回に訪れた、2度のバント処理。一塁か、三塁か――。一瞬の判断が、命運を分けた。

 無死二塁で、山崎のバントを投手の増田が素早く処理。捕手の森は三塁送球を指示した。しかしタッチプレーだったこともあり、走者の足が中村のグラブの下をかいくぐってセーフ。野選でピンチが広がった。このプレーが「残像」となる。

 2度目は同点直後の無死一、二塁。藤井のバントはほぼ同じところに転がったが、森は今度は一塁を指さした。「確実にアウトが一つ欲しかった」。そう振り返った正捕手は、最初のプレーの影響があったか問われると「はい」と言った。森の脳裏にあった残像が、三塁ではなく一塁への送球を指示させた。

 2度目はタッチの必要がないフォースプレー。勝負をかけてアウトなら1死一、二塁だったが、二、三塁となり山田哲の犠飛で決勝点を奪われた。「アウトにできるようなプレーだっただけに悔やまれる」と馬場作戦兼内野守備走塁コーチ。勝負のあやは、常に一瞬の判断の裏に潜んでいる。(鈴木 勝巳)

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