落合博満氏さすがの観察眼 解説でベース踏み忘れ指摘「これ、俺の仕事だって」

[ 2019年6月16日 19:09 ]

交流戦   中日7―8ロッテ ( 2019年6月16日    ZOZOマリン )

落合博満氏
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 野球評論家の落合博満氏(65)が16日、ZOZOマリンで行われたロッテ―中日戦をCBCラジオで解説。“神眼”ぶりを発揮した。

 5―0とリードで迎えた8回の中日の攻撃で、1死三塁とし打席には京田。カウント1―2からの4球目を打つと投手の東條を直撃。6点目が入り、京田も悪送球の間に二塁へ進んだ。

 だが、そこで落合氏が「悪送球はいいけど、今一塁ベース踏んだ?交錯した時に踏んでないんじゃない」と言い、ラジオ局のモニターでVTRで確認したところ踏んでいないように見えたものの、ロッテベンチからのアピールはなし。

 落合氏は「踏んでないでしょ」と確認しながらも「おそらく誰も見ていないと思うよ」と語り、実況の高田寛之アナから「よく気が付きましたね」と言われると「これ、俺の仕事だって」と返した。グラウンドでは東條に打球が当たったことから「ケガ大丈夫かとかさ」と気になることも多かったためか、そのまま試合は続行。

 アピールは次のプレーが行われるまでにしなくてはならず「ドラゴンズベンチも誰も見ていないから。実際は踏んでたかどうかはわからないけれど、踏んでいないような気がした」と落合氏。その後2死から井領のタイムリーで京田が還り7点目が入った。

 結果的にはロッテが9回に6点を上げて大逆転サヨナラ勝ちしたものの、もし踏んでいなかったとすれば勝負を左右したかもしれない局面。落合氏はかつて中日の監督時代にも審判の体調不良に気づいて交代を促したこともあり、ラジオを聞いていたファンも「唯一気づく落合氏は流石」「落合さんの野球を見る目の深さはホントにすごいな」「落合さんやっぱよくみてるな」「観察眼すごい」との声があふれた。

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