ガチの獅子党・ドラフト4位の堀越啓太が“聖地”で活躍する姿を見せたい相手とは?

[ 2026年5月8日 08:00 ]

西武・堀越
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 西武の本拠地「ベルーナドーム」まで、車で約30~40分の距離にある埼玉県飯能市出身。物心ついたころからの西武ファンだというドラフト4位の堀越啓太投手(22)が6日に自身にとっての“聖地”でプロデビューを飾った。

 9点の大量リードをもらって9回のマウンドに立った。ファーム・リーグではベルーナドームを経験していたが1軍では初めてだ。名前だけで腰が引けそうな打者といきなり対峙(たいじ)した。先頭の柳田、山川には連打を浴びて1失点。ただ、「一人一人、ゾーンで勝負することを考えていた」と切り替え、ここから大崩れはしなかった。野村を内野ゴロ、渡辺を右飛、最後は笹川を左飛に打ち取り「フライが打ち上がった瞬間、野手が捕球する前なんですけどホッとしました」。見慣れたスタジアムの照明がいつも以上にまぶしく感じた。

 西武愛にあふれる22歳だ。小学3年生でライオンズ公式ファンクラブに入会。年間25試合ほどスタジアムに通った。現地での観戦は計100試合を超えるという。試合が終わってから1時間半ほどはサインの出待ち、当時お気に入りだったという十亀剣にサインももらったのが良い思い出になっている。

 そんな“ガチ”の西武ファンが、大好きな球団でプロ野球選手になった。支給品に西武のロゴが入っていることに興奮したという堀越だが、取材をすると小さな西武ファンを大事にする姿勢が随所に見えた。

 「子供たちに勇気や希望を与えられる選手になりたい」と常日ごろから、そう取材に応える。少年時代、西武のスターたちを追いかけてプロを目指した自分自身に重なる部分もあるのだろう。プロデビューする当日の試合前練習後の取材でも「憧れのベルーナドーム。子供たちにも夢や希望を与えられたら恩返しになる」と話していた。

 自分がプロになれたのは当時のスターたちのおかげ。次は自分がスターダムを駆け上がり、次代の子供たちに夢をつなげていく。そういった意気込みをひしひしと感じた。

 堀越の持ち味は剛速球。デビュー戦では最速156キロだったが「落ち着いて投げられたらさらに良い投球ができる」とさらなる上積みも期待できそうだ。

 「満員のベルーナドームは夢に見ていた場所。特に今日は満員の球場で投げられたのは僕にとってもうれしい経験。次の機会につなげられるようにしっかり整理したい」とデビュー戦を振り返った。

 十亀剣、菊池雄星の投球に心を躍らせていた堀越が160キロ超の直球を武器に、小さな西武ファンのハートをわしづかみにする日もそう遠くはないはずだ。(記者コラム・河西 崇)

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