ソフトバンク・藤原大翔が支配下登録へ “千賀2世”最速156キロ右腕 先発ローテの救世主になれ

[ 2026年5月8日 05:00 ]

支配下登録されるソフトバンク・藤原
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 ソフトバンクの育成右腕、藤原大翔投手(20)が支配下選手登録されることが7日、分かった。近日中に発表される。高卒3年目の今季、最速156キロの直球を武器に実戦でアピールを続けてきた。自主トレの師匠・上沢直之投手(32)からは「ホークスの将来を背負う逸材」と絶賛される“千 賀2世”。新怪物が崩れかけ た先発ローテーション再建の救世主になる。

 ついに将来性抜群な素材が、1軍に必要な戦力と認められた。福岡県出身の若き剛腕、藤原が高卒育成3年目でプロとしてのスタートラインに立った。

 背番号「142」の衝撃は今年2月23日。宮崎での侍ジャパンの壮行試合だった。1軍の対外試合は初登板だったが、坂本、中山、代打・中村悠と自己最速156キロを計測した直球のみの13球で3者凡退だ。「自信になりました」と手応えを得るとともに、球界にその名がとどろいた。

 小久保監督は1年前から期待していた。25年春季キャンプ。B組(2軍)スタートだった右腕を紅白戦に起用した。1回3安打3失点、3四球と苦戦したが最速150キロの直球を連発した19歳に指揮官は「30球以上、投げても球速が落ちない。これ、結構なことです。育成で一番伸びた投手でA組スタートでもいいかなと話をしていたけど、“楽しみやな”と思いました」とぞっこんだった。

 勝負の3年目。藤原は動いた。直球は通用するが、決め球を欠く現状を打破するべく、上沢に弟子入りした。沖縄・宮古島での自主トレではチェンジアップを学び、落ち球で投球の幅を広げた。上沢は藤原を「ホークスの将来を背負う逸材」と賞賛。同じく育成選手から成り上がってエース、そして海を渡った先輩になぞられ“千賀2世”と呼ばれる。

 飯塚(福岡)では内野手として入部したが、肩の強さを買われ高1で投手に転向した。甲子園出場はなかったが、ポテンシャルを買われ、地元球団に23年育成6位指名された。プロ入り後、周囲も驚く急成長で今季はファーム公式戦の開幕投手にも指名され、4月5日の巨人戦は一転、中継ぎで登板。球団はその潜在能力の高さに先発、中継ぎ両面で1軍の戦力になる準備を続けさせた。今月6日の同オリックス戦は投球数を制限、75球で交代させるなど来たるべき時に備えてきた。

 ファームでは6試合中4試合に先発し、1勝1敗、防御率2・28、32奪三振。1軍の先発はスチュワート、徐若熙(シュー・ルオシー)、大関と開幕ローテーション3人が2軍調整中だ。この流れを好転させる秘密兵器は藤原だけだ。時は来た。そう判断された。

 ◇藤原 大翔(ふじわら・はると)2005年(平17)12月26日生まれ、福岡県出身の20歳。小4で野球を始める。飯塚(福岡)での入学当初のポジションは内野で、途中から投手に転向。23年育成ドラフト6位。寮の好きな食事はカレー。好きな補食はカステラ。1メートル77、73キロ。右投げ右打ち。

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