オリ育成2年目右腕・本田仁海を支配下登録 昨年右肘手術、リハビリ終了「金の卵」確保

[ 2019年5月28日 05:30 ]

オリックス・本田仁海
Photo By スポニチ

 オリックスが育成選手の本田仁海投手(19)を支配下選手登録する方針を固めたことが28日、分かった。大阪市内で1、2軍コーチ陣や球団首脳が戦力編成会議を行い、本田が「最優先」として確認。1軍は23試合連続一桁安打と貧打に苦しんでいるが、安易な補強よりもまずは金の卵を確保する方針だ。

 本田は昨年9月に右肘の手術を受け、治療に専念するため昨オフに育成選手契約を結んだ。現状ではすでに2軍戦で5試合に登板して無失点。直球も150キロ超に戻り、25日の交流戦ヤクルト戦では初セーブも挙げた。今季すでに張奕(チョウヤク)を支配下に昇格させ、限度の70人枠まで残り2つだが、球団関係者の間でも「他球団に獲られる可能性がある」と警戒。ルール上、支配下から育成選手になった選手はシーズンオフに自由契約となるため、「金の卵」確保が球団内で確認された。

 28日から山本が先陣を切るソフトバンク3連戦。浮上のきっかけが見えない場合は7月末日の期間まで、他の補強案が再考されるが、まずは現有戦力で巻き返しを誓う。

続きを表示

2019年5月28日のニュース