阪神“奪首”へ 新鯉キラー西が先陣「まずは自分のピッチング」

[ 2019年5月17日 05:30 ]

キャッチボールする阪神・西
Photo By スポニチ

 阪神は17日から同率2位に並ぶ広島を本拠地に迎え、先陣は西勇輝投手(28)に託した。4月7日に移籍後初勝利を完封で飾るなど広島には通算3勝無敗で抜群の相性だ。上位4球団が1ゲーム差にひしめく大混戦で、早ければ、18日に首位へ浮上。快投で“奪首”への道筋をつけたい。

 舞台が甲子園、相手が広島なら、西の“無双状態”と言っていいだろう。移籍後初勝利を挙げた4月7日の対戦はわずか6安打、9奪三振で料理。圧巻の完封劇は12球団一番乗りのおまけつきだった。オリックス時代を含め、広島戦は計5試合で3勝無敗。防御率1・46を誇る“新鯉キラー”こそカード初戦にふさわしい。

 「まずは自分のピッチングを…と思っています。自分のやるべきことをしっかりすれば、大丈夫。チーム全員で食って勝っていきたい。相手がどこだろうがどのバッターだろうが自分のすることを100%出せるように」

 甲子園球場との相性も抜群だ。今季は4試合で2勝1敗。実に3度がハイクオリティースタート(7回以上、自責2以下)で、防御率2・17を誇る。快投の裏にあるのは本拠での熱い声援に他ならない。

 「本当にファンの応援の力は計り知れないと思っています。相手にプレッシャーをかけることもできますし、自分たちが気持ちよくプレーできる環境をつくってくれる」

 宿敵・巨人を連破し、次は上位を争う広島とヤクルトを本拠に迎える。首位奪取の足がかりをつくる好機に矢野監督も燃える。「うちらしい野球は見えかけている。失うものは何もないのでね。思いきって前向いて戦っていくだけ。そういう姿を甲子園で見せたい」。西も役割を十分に理解していた。

 「ホームに帰ってきて(広島、ヤクルトとの)6試合が始まるので、ファンの方とともに熱い戦いができ、なおかつ自分たちの野球を確実にやれば、おのずと勝利が呼び込めると思っています」

 16日は甲子園で指名練習に参加。キャッチボールや遠投、ダッシュなどで汗を流した。「チーム全体が明るく、いい雰囲気。失敗しても誰かがミスをカバーでき、しっかりと全員野球ができていると思うので、これを継続していければいい」。混戦から一歩抜け出せるか――。先導役は西に任せた。(吉仲 博幸)

 ≪最短奪首は18日≫阪神の首位浮上は最短で18日。17日に阪神勝ち、巨人負けなら阪神は首位・巨人とゲーム差なし(勝率差)の2位。18日に首位浮上なら4月1日以来47日ぶり、5月以降の首位は17年5月27日以来721日ぶりになる。

続きを表示

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2019年5月17日のニュース