サバシア 復活の5回無失点 ヤンキース4連敗でストップ

[ 2019年4月14日 09:24 ]

ア・リーグ   ヤンキース4―0ホワイトソックス ( 2019年4月13日    ニューヨーク )

ヤンキース・サバシア(AP)
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 大黒柱が名門の危機に奮い立った。ヤンキースのCCサバシア投手(38)が13日(日本時間14日)、ホワイトソックス戦で今季初登板。右膝と心臓の手術の影響で負傷者リスト(IL)から復帰戦となったが、5回1安打無失点の好投でチームを4―0勝利に導き、連敗を4で止めた。

 「初回、緊張したけれど、それはとても良い感じだった。チームに戻れて、そしてチームが勝って本当に良かった」

 無四球の62球でまとめ、0―0のまま降板。昨年の最終登板だった9月27日のレイズ戦も5回1安打無失点無四球で抑えており、2先発続けて5回以上を投げ1安打以下で無四球は、球団によるとメジャー史上初めて。3三振を奪い、史上17人目の通算3000奪三振にもあと11個とした。

 オフに入り右膝のクリーニング手術に続き、12月に心臓付近の動脈閉塞を治す血管形成手術を受けた。「正直、予想していたよりも早く戻って来られたかな」。チームはここまでサバシアも含め12人がIL入りする非常事態。その先陣を切って戻り、暗いムードを振り払う快投を演じた。

 主力の多くを欠き若手中心の打線も奮起した。7回に無死満塁とし、代打ボイトの先制適時打に続き、ヒガシオカの右犠飛とウェードのセーフティースクイズで3得点。8回には主砲ジャッジが4号ソロを放った。ジャッジは「彼はこのチームのリーダーなんだ。長くリーダーを欠いたのは苦しかったが、その存在、笑顔、全てが力をくれる」と待望の復帰を喜んだ。後を受けた救援3投手も1安打も許さず零封リレー。チームの1安打零封勝ちは、14年9月22日のオリオールズ戦以来、5年ぶりとなった。

 昨年最終登板のレイズ戦は、味方への危険投球に対し、サバシアが報復死球で退場した。あと2イニング投げれば出来高50万ドル(約5600万円)を手にするところだったが、「ああすることが正しいと判断した」とナインを守るために出来高を捨てた。そんな左腕に対し、チームは条件を満たさなくても“男気”に出来高を支給した。サバシアの代理人も「ヤンキースの粋な計らい」と語った。

 通算246勝左腕は今季限りでの引退を表明している。「チームを支えるために、全力を尽くすつもりだ」。白星こそ今季3勝目の2番手ヘルマンに譲ったが、間違いなくサバシアが勝利の立役者だった。でっかくて頼れる兄貴の帰還が、クラブハウスの雰囲気を一変させた。(後藤 茂樹)

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