DeNA大貫プロ初勝利 ドラ3粘投5回1失点 憧れ聖地で「純粋にうれしい」

[ 2019年4月12日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA5―2阪神 ( 2019年4月11日    甲子園 )

阪神打線を相手に力投する大貫(撮影・大森 寛明)
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 DeNAのドラフト3位・大貫晋一投手(25)が11日、阪神戦に先発し、5回を5安打1失点でプロ初勝利を挙げた。横浜市生まれの生粋のハマっ子。プロ2度目の先発で「人生初」となった甲子園のマウンドに立ち、ツーシームを武器に最少失点に抑えた。25歳のオールドルーキーは1位・上茶谷大河投手(22)とともに開幕ローテーション入りし、1位右腕よりも先に白星をつかんだ。

 ウイニングボールは右のポケットに大事にしまった。プロ初勝利を飾った大貫は「純粋にうれしい」と相好を崩した。憧れのDeNAのユニホームを着て、「憧れた球場」という高校時代に出場できなかった甲子園で味わう白星は格別だった。

 初回2死満塁で中谷を得意のツーシームで二ゴロに打ち取り、勢いに乗った。2―1の5回1死一塁では、3回に一発を浴びた4番・大山を迎えた。「ここがターニングポイント」とギアを上げ、ツーシームで遊ゴロに仕留めた。直球の最速は142キロと決して速くない。140キロ台も1球だけ。それでも「プロの世界は決め球が必要」と磨き上げてきたツーシームで右打者の内角を攻め続け、5回1失点で交代した。

 地元・横浜市の出身。小学6年の時、横浜スタジアムの少年野球大会で主将として選手宣誓を行った。「凄い場所」と興奮した球場が今や本拠地だ。

 高校は寮生活に憧れ静岡・桐陽に進学したが、日体大に進むとスタンドに足を運ぶ機会も増えた。初めて購入したユニホームもDeNAのもの。「大学の時、山崎さんのを買おうと思ったら売り切れていて…。名前のないユニホームで応援していました」という生粋のハマっ子である。

 2回には三塁線のバントが内野安打となりプロ初安打も記録。新日鉄住金鹿島を経てプロ入りした25歳の遅咲きだが、1位の上茶谷より一足早くプロ初勝利を挙げた。2日前に6回3失点だった右腕から「(阪神は)むっちゃ打つ」と警告され「だから低めを意識した」と胸を張った。

 3学年下の上茶谷にはタメ口をきかれる時もあるが「そういうところも可愛いし、技術的にも人間的にも尊敬している」と刺激を受ける相手でもある。ウイニングボールは「両親に贈ります」。家族にとっても、DeNAにとっても、最高の孝行息子だ。 (君島 圭介)

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