楽天・浅村、古巣から場外弾 ブーイング黙らせた「手応え完璧」

[ 2019年4月10日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7―6西武 ( 2019年4月9日    大宮公園 )

5回無死一塁、左越え2ランを放つ浅村(撮影・尾崎 有希)
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 楽天・浅村は自らの描いた放物線の終着点を見届けると、一塁へと歩き始めた。1点差に詰め寄られた直後の5回無死一塁、1ボールからの2球目。スライダーを完璧に捉えた打球は左翼席の西武ファンの頭上を通過し、場外へと消えた。

 「打った瞬間でしたね。手応えは完璧でした。久しぶりに良い感じで打てました」

 初回の1打席目でブーイングを浴びた。「覚悟はしていた。けど、自分で選んだ道なので」。4回無死一塁では中前打を放ち、一挙4点の猛攻につなげた。「もちろん耳には入っていました。やってやろうという気持ちはありましたね」と自らを奮い立たせ、通算150本塁打に王手をかける今季2号2ランで古巣のファンを沈黙させた。

 胸中は複雑だった。「昨年まで同じチームでやってきたメンバーなんで、打ってほしいという気持ちに近いものはあります」。オフの自主トレメンバーの熊代や外崎もスタメンに名を連ねる。個人としては応援したいが、敵同士となった今は「楽天が勝つことだけを意識してやらないといけない」と気持ちを切り替えて戦っている。

 県営大宮で11年6月24日にプロ初のサヨナラ弾を放った。相手は楽天だった。ヒーローインタビューでもブーイングが飛んだ。「西武でお世話になった。FAで移籍したのも事実なんで」。古巣との初対戦は乱打戦となり、昨季王者の打力を肌で感じた。「強さは分かっている。西武とソフトバンクの2強を倒さないと、自分たちは上にいけない」。楽天に勝利をもたらした男は、決意を新たにした。 (重光 晋太郎)

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