広島・坂倉将吾 4年ぶり三塁先発でモンテロ“活かした” 揃ってタイムリーで最下位脱出に貢献

[ 2026年5月11日 05:05 ]

セ・リーグ   広島4―0ヤクルト ( 2026年5月10日    マツダ )

<広・ヤ(8)>7回、右前適時打を放つ坂倉(撮影・岸 良祐)
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 広島・坂倉将吾捕手(27)が10日のヤクルト戦(マツダ)で22年以来4年ぶりとなる三塁で先発出場し、攻守に躍動した。2度の打球処理を無難にこなすと、打っても2―0の7回に右前適時打を放ち、4番の務めを果たした。また、坂倉が三塁に回ったことで11試合ぶりに一塁で先発したエレフリス・モンテロ内野手(27)も2安打1打点と存在感を発揮。中軸2人の活躍でチームは連敗を2で止め、1日で最下位を脱出した。

 4年のブランクを感じさせなかった。坂倉が22年10月2日の中日戦以来となる「三塁」で先発出場。「初めて三塁で出た時も、先頭で飛んできた。早めに飛んでくると思って準備していた」。その思惑通り、初回1死からサンタナのゴロが飛んできたが、慌てることなくさばいた。

 「ちょっとフワフワしていましたけど、1個目をさばけたので、そこからは何となくいけました」

 その後、7回1死一塁で2度目の守備機会が訪れた。増田のゴロを堅実に捕球すると、素早く二塁へ送球。菊池から一塁へ転送されて併殺を完成させた。打球処理は2度に終わったものの、新井監督は「落ち着いてさばいていたと思う」と振り返り、「その都度やっていきたい」と今後も適宜、三塁で起用していく方針を示した。

 この日は守備だけではなく、打撃でも存在感を発揮した。2―0の7回2死一、二塁で清水のフォークを右前適時打。貴重な追加点を生み出し、勝利をたぐり寄せた。

 「チャンスで回ってきましたし、気持ちを入れてできた」

 この日は「母の日」仕様で登場曲にAIの「ママヘ」を採用。ピンク色のバットで快音を響かせた背番号31は「年に1回ですし、最後1本打てたので良かった」とうなずいた。

 「三塁・坂倉」は打線強化に効果を発揮。4月21日ヤクルト戦以降、坂倉の一塁起用が続いたためモンテロが控えに回る状況となっていたが、この日はM砲も4月26日阪神戦以来11試合ぶりに先発に名を連ねた。そして存在感を発揮した。7回2死一、三塁。清水のカットボールを打ち上げた打球は、幸運にも中前にポトリと落ちる適時打となった。

 「試合の中で自分のベストを出せて、きょうは楽しくできた」
 2回先頭でも左前打を放って先制点をお膳立て。今季4度目のマルチ安打と、「三塁・坂倉」の相乗効果を体現してみせた。「坂倉はすごくいい打撃をしている。チームメートとして、すごくうれしい。今後もどこで出るか自分ではコントロールできないが、どんな役割でも頑張りたい」とモンテロ。“98年世代”コンビの共闘が、チーム浮上の原動力となる。(長谷川 凡記)

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