ヤング氏 イチローは50歳でもプレーできる野球を愛する男

[ 2019年3月19日 08:30 ]

12年、際どいタイミングで一縷へ到達するイチロー。右は一塁手のヤング
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 【7年ぶり凱旋 イチローへLegend's YELL(4)マイケル・ヤング氏】イチローとは11年半もの間、同地区のライバルとして戦った。遊撃手として対するのは難しかった。特に01年は打力に加え、一塁へ走るのが誰よりも速かった。三遊間のゴロを逆シングルで処理したら間違いなくセーフ。前に守ったら左中間や右中間にラインドライブを打たれ、手に負えないと頭を抱えたよ。

 200安打は今後なかなか出ないと思う。野球がより、本塁打がベースになってしまっている。イチローには200本を打つのが簡単なように見せられた。守備も抜群。彼の守備のせいでマリナーズとの連戦で必ず1本はヒットを損した。イチローがいたことで野球選手としてより頑張れたし、より腕を上げられたのは間違いない。

 公式戦でもだけど、球宴でチームメートになるとよく話をした。皆が思っている以上に彼は英語も上手。打撃技術のアイデアを交換し合ったりはしなかった。自分はラインドライブを狙う方で、タイプが違ったから。純粋に会話が楽しかった。現役時代を振り返って特にほほ笑ましく思い出せるのは、あのイチローとの時間だね。

 彼は野球を愛している。対戦した中で50歳でも野球ができる選手を挙げるなら、自分にとってはイチローだ。(元レンジャーズ内野手=現レ軍GM特別補佐)

 ▽イチローとヤング ヤングは5年連続(03~07年)を含む200安打6度。05年、ライバルを聞かれたイチローはヤングを挙げ「プレースタイルに共感できる。彼も相手に敬意を表して淡々とプレーする」と評した。

 ◆マイケル・ヤング 1976年10月19日生まれ、米カリフォルニア州出身の42歳。97年ドラフト5巡目でブルージェイズ入り。00年にレンジャーズへ移籍した。イチローと争ってリーグ最多安打を2回(05、11年)、首位打者を1回(05年)獲得。右投げ右打ち。

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