DeNA楠本 絶好調モードで「開幕スタメン」アピール

[ 2019年3月19日 18:23 ]

オープン戦   DeNA8―4阪神 ( 2019年3月19日    横浜 )

<D・神>4回、右越え3ランを放つ楠本(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 2年目のDeNA・楠本泰史外野手(23)が覚醒しつつある。「2番・左翼」で出場し、初回に中前打を放つと4回2死一、三塁では右翼上段へ3ラン。これでオープン戦は打率・364、6打点と絶好調モードだ。

 「今は自信を持って自分の形で打席に入れている。(スイングの)始動を早め、重心を低くしたのがいい結果につながっている」。1年目の昨季は打率・205、0本塁打、2打点どまり。左打者とはいえ、特に対左腕は13打数2安打の打率・154と深刻だった。

 「今までやってきたことをゼロにして、キャンプで宮崎さんとか先輩に聞きながら、いい所を取り入れてきた。左投手の怖さもなくなってきた」。初回、昨季13勝を挙げた左腕ガルシアのスライダーを中前へ運んだ一打が象徴的だった。

 アレックス・ラミレス監督(44)は打順を含め、開幕オーダーを模索中ながら「きょうが開幕なら、楠本スタメンもおかしくない」と話した。指揮官は3番宮崎、4番筒香、5番ロペス、6番ソトの昨季計133発打線に2番をどう絡めるか苦心している。「2番が2割5分台なら他球団に見劣りするが、出塁率3割ならOKという考え方もある」と試合前に話していたが、楠本が公式戦も突っ走れば、心配はなくなる。

続きを表示

2019年3月19日のニュース