初出場の札幌大谷が4強入り 船尾監督謙そん「出場の中で一番弱いチーム」

[ 2018年11月11日 15:18 ]

明治神宮大会高校の部・準々決勝   札幌大谷7―3国士舘 ( 2018年11月11日    神宮 )

<札幌大谷・国士舘>力投する札幌大谷先発・阿部(撮影・郡司 修)
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 神宮大会初出場の札幌大谷が3投手の継投リレーでベスト4に進出した。

 先発の1メートル96の左腕阿部剣友投手(1年)がピンチを招きながらも、1回を無失点に抑え、全国デビューを果たした。試合直前に先発を告げられ、「人生で1番緊張した。調子は悪くなかったけど、緊張から思い通りに投げられなかった」。緊張しながらも自己最速を1キロ更新する134キロを計測し「緊張しなければもっと出たかな」と笑顔をみせた。

 2回から継投した2番手・増田大貴投手(1年)は公式戦初登板ながら、7回2/3を投げ、7安打3失点。支部予選では投球したが、最長は4イニングで、この日の7回が最長イニングだった。増田は「全道で投げる機会がなく、役に立たなくて悔しかった。先輩を休ませてあげられるように頑張りました。7、8回に球速が落ち、最終回まで持たなかった」と話した。船尾隆広監督は「公式戦初登板であそこまで投げてくれて、よく投げました」と称えた。9回の2死三塁から3番手・太田流星投手(2年)が登板し、最後の打者をきっちり抑えた。

 指揮官は準決勝に向け「うちは相手がどうのというより、普段通りの野球をするだけ。出場の中で一番弱いチームと思ってますから、当たって砕けろではないですけど、思い切ってやるだけです」と意気込んだ。

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2018年11月11日のニュース