“鍛錬の秋”巨人・高田 MLB選抜戦で確かな手応え 原監督も「高田君は並じゃない」

[ 2018年11月11日 10:00 ]

<巨人・MLB選抜>初回2死二塁、高田はスアレスを空振り三振に仕留める(撮影・篠原岳夫)
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 8日に行われたMLB選抜戦。巨人の先発に大抜てきされた2年目右腕の高田は、まず「すごかったです」と感想を口にした。特に脅威を感じたのは3番のアクーニャ(ブレーブス)だった。

 「技術もそうだけどやっぱりパワーがすごかった。スイングの強さが今まで対戦してきたバッターとは桁違い」。初回の第1打席で、左中間フェンス直撃の二塁打。8月に史上最年少での5試合連続本塁打をマークするなどメジャー1年目で26発を放ったパワーを実感した。

 創志学園時代には「松坂2世」と称された最速154キロの本格派右腕。2年目の今季は2軍で11勝を挙げて最多勝、防御率2・69、勝率・846の投手3冠に輝いた。原監督も「近々未来、ジャイアンツを背負って立てるだけのものはある」と期待する将来のエース候補。アクーニャとの2度目の対戦では、対応力を見せた。

 3回の第2打席。5球連続直球で押し込み、最後はフォークで空振り三振。「インコースに投げ込めた。真っすぐで差し込めて、変化球で空振りを取れた。良い形は出せたと思う」と確かな手応えを感じた。3回7安打7失点だったが、計5奪三振に原監督も「高田君は並じゃない」とうなずいた。

 10月31日から始まった秋季キャンプは後半戦に突入。メジャーリーガーとの対戦を経て、高田は改めて2つのテーマを掲げた。「セットポジションでの投球と勝負所でコントロールを間違えないこと」。鍛錬の秋、まだまだ腕を振る。(記者コラム・岡村 幸治)

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2018年11月11日のニュース