ロッテ・酒居 中継ぎ3連投で無失点 井口監督“荒療治”実った

[ 2018年11月11日 22:30 ]

 今季は先発ローテーションだったロッテの酒居知史投手(25)が、台湾ラミゴとの国際親善試合3連戦で中継ぎで3連投し、無失点と結果を出した。

 「結果はどうであれ、3試合投げられた。全力で投げるのはちょっと、忘れかけていた部分もある。これが先発で生きればいい」

 ローテーションの一角と期待されたが、15試合2勝6敗、防御率5・59と裏切る形になった。突然の中継ぎ起用について、井口監督は「1イニング全力で投げるにはどうするか、いい経験だったと思う。これで1イニングの大切さも分かる」と意図を説明。先発し、長いイニングを投げるためにどこか、セーブしていたことを見抜き、全力投球の大切さを説くための「荒療治」だったようだ。

 「昨年は中継ぎで悔しい思いをした。今季は先発でいろいろなことを感じた。どちらがいいかは難しいけど、どっちでも大丈夫です」と酒居。その笑顔は何かが吹っ切れたようにさわやかだった。

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2018年11月11日のニュース