阪神・小野痛恨…投手に適時打許す 「常にピンチ」攻撃のリズムもつくれず

[ 2018年9月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―4ヤクルト ( 2018年9月14日    甲子園 )

<神・ヤ>目の前のガをもろともせず力投する小野(撮影・大森 寛明)
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 投手・原に打たれた痛恨の適時打が致命傷となった。14日のヤクルト戦(甲子園)で立ち上がりから再三のピンチを招きながら、何とか粘ってきた阪神・小野が0―1の6回2死から崩れた。7番の西浦に中前打されると井野は歩かせて一、二塁。原に2球目直球を左前にはじき返され、痛すぎる追加点を奪われた。

 「投手に打たれたというのは1番もったいないし、やってはいけないこと。あそこをしっかり抑えていれば最少失点で行けていたと思います…」

 ショックが残るまま続く坂口にも四球。満塁となったところで能見の救援をあおぎ、左腕が青木に決定的な中前2点打を浴びた。

 5回2/3を8安打5四球、4失点で6敗目を喫した小野。毎回のように走者を背負い、守備の時間が長かった。「常にピンチの状態でのピッチングでは攻撃のリズムもつくれなかったと思う」と猛省だ。金本監督は「簡単に2アウトを取ってね。7、8、9番で1点。そこから3点というのはやっぱりベンチもガクッと来るし」と奮起を促した。

 ≪対投手で苦戦≫小野は今季は通算被打率・273(417打数114安打)だが、投手にもほぼ同じ・267(30打数8安打、5打点)を打たれている。7月27日にはカラシティー(ヤ)に決勝ソロを浴びた。打順別で3番打者には同・119(42打数5安打)と、ほぼ完璧に抑えているのとは対照的だ。

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2018年9月15日のニュース