西武・熊代「必勝の声出し」でチームに勝利呼ぶ「もう、オールスターでいきましたよ！」

パ・リーグ   西武１１―５ソフトバンク （ 2018年9月15日    メットライフＤ ）

　西武・熊代の「必勝の声出し」が、チームに勝利を呼び込んだ。

　８月２１日に１軍昇格。以来、試合前の円陣で声出しを担当しているチームきってのムードメーカーは、この日はソフトバンクとの決戦とあって「もう、オールスターでいきましたよ！」と試合後に内容を明かした。

　これまでも熊、ペンギン、ミツバチ、アンパンマンなどを話の中に登場させ、その動物やキャラクターが持つ習性などを選手に言い聞かせて「今日は熊でいくぞ！」「今日はアンパンマンだ。アンパーンチ！」などと鼓舞してきた。

　この日の円陣では「これまで、僕らはいろんな（動物などに）力を借りてきました」と切り出し、「今日は集大成。元気玉打線でいきましょう！（ドラゴンボールの）孫悟空も“みんな、オラに力をくれ”って言うでしょう。元気玉打線！」と声を張り上げた。

　試合では自然界のパワーを集めたかのような猛打爆発。浅村が２７号３ランを放てば、主砲・山川は３９号ソロ、４０号２ランと２本塁打を放ち、今季１７度目の２桁得点をマークして大勝した。

　これで２位・ソフトバンクとは４・５ゲーム差。１０年ぶりの優勝へ。これからも試合前の声出しでは熊代の声が響き渡り、そのトークでチームに勝利を運んでくる。