広島・大瀬良 新球シュート試す 3年連続5度目CS進出決定

[ 2018年9月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島―中日 ( 2018年9月15日    マツダ )

ランニングする大瀬良(撮影・北條 貴史)
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 現在、勝利数、防御率、最高勝率の投手3部門でトップに立つ広島・大瀬良が15日の中日戦(マツダスタジアム)に先発する。目前3連覇への貢献度が絶大だからこそ、この日、両リーグ最速で進出が決まったクライマックス・シリーズにも目を向ける。

 「9割9分は目の前の試合に勝つため。それとは別に試したいボールがあるので、余裕があれば、少しやっておこうかな…と」

 従来の直球、スライダー、カットボール、カーブにフォークを習得。チェンジアップにも手応えをつかみ、実戦で投げていない球種はシュートだ。昨秋キャンプで練習し、オフにはこう語っている。

 「左打者(の内)に入っていく球しかないし、逃げる球があれば的が絞りにくい…と」

 さらに大瀬良の登板はあと最多4試合。既に152イニングを投げ、開幕前に設定した170投球回を射程圏内に捉える。「目指せるところにいる。1イニングでも多く投げたい」。刺激はある。球場通路の壁に掲げられた黒田博樹氏のプレート。2度の200イニングを超える投球回や、両翼91・4メートルの旧広島市民球場を本拠地にマークした06年の防御率1・85などが目に留まるという。「黒田さんの防御率やイニング数に目が行く。旧市民球場は誰からも狭いと聞くし、200イニングはスゴい。頑張ろうと思う」

 レジェンド右腕の高みを目指し、飛躍のシーズンを全力で駆け抜ける。

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2018年9月15日のニュース