これも縁?大谷 18日強敵レッドソックス戦先発 ルースもいた古豪

[ 2018年4月17日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス―ロイヤルズ(悪天候中止) ( 2018年4月15日    カンザスシティー )

<ロイヤルズ・エンゼルス>試合が中止となり寒そうに引き揚げる大谷
Photo By スポニチ

 エンゼルス・大谷が先発登板する予定だった15日(日本時間16日)のロイヤルズ戦は悪天候のため、開始約30分前に中止された。前日からの寒波で、中止決定時は気温マイナス0・6度。カウフマン・スタジアム名物の外野席噴水周辺にはつららが発生し、エ軍広報によると風や雪の影響で体感気温はマイナス8・3度だった。この試合は6月25日(同26日)に組み込まれた。

 エ軍のマイク・ソーシア監督は「許容される範囲があるが、今日は超えていた」と語った。大谷は「良かった、悪かったはない。今日投げたとしても必ず良い経験として自分のものになる。中止になったけど、どっちにしろ良い経験になる」と冷静だ。背番号42のパーカ姿。「ジャッキー・ロビンソンデー」の登板が流れ「なかなかその番号をつけて投げる機会はない。そういう意味では楽しみにしていた」と話した。

 登板日は17日(同18日午前11時7分開始予定)の本拠地でのレッドソックス戦に変更された。中8日、ナイター登板はメジャー初。何より、強敵だ。ベーブ・ルースがデビューした古豪は、13勝2敗と創設118年目で最高の開幕ダッシュ。勝率・867は両リーグ最高で13勝3敗のエ軍以上に勢いがある。

 「素晴らしい球団だというのは誰もが理解している」と大谷。12年サイ・ヤング賞左腕プライスとの投げ合いとなるが「実際に対戦するのは打線の方。まずはそっちに集中したい」と言葉を続けた。

 ▽寒さによる中止 佐々木主浩(マリナーズ)は00年4月17日のシカゴでのホワイトソックス戦で体験。予想気温が氷点下4度で観客動員が期待できず中止となった。松井秀喜(ヤンキース)はメジャー移籍した03年、4月7日のツインズとのニューヨークでの本拠地開幕戦が、積雪と最高気温1度の予報を受けて6日の時点で中止に。翌8日に満塁本塁打を放つデビューを飾った。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月17日のニュース