木田画伯 レンジャーズで修業中、榎下くんも忘れるな 昨年までハム投手

[ 2018年4月17日 08:19 ]

木田画伯が描いた榎下陽大氏とマーティン
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 日本ハム・木田優夫GM補佐(49)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、米球界で活躍する人たちについて。エンゼルスの大谷翔平投手(23)が衝撃的なプレーで魅了していますが、その大谷とともに元気な姿を見せてくれたのが昨年まで日本ハムの投手だった榎下陽大氏(29)です。昨年限りで現役引退し、今は球団職員として業務提携先のレンジャーズで研修中。願うのは第二の人生で大谷にも負けない活躍です。

 日本のプロ野球は開幕して5カードが終了しましたが、海の向こうのアメリカでもメジャーリーグが開幕して連日、熱戦が繰り広げられています。その中でも、やはり大谷選手の話題が大きく取り上げられていますが、先日のエンゼルスとレンジャーズの試合のときに、去年までファイターズでチームメートだった大谷選手と、マーティン投手が談笑している記事が載っていました。

 皆さんもご存じのように、試合では大谷選手が、マーティン投手のけん制球でアウトになるという結果でしたが、僕がそれ以上に気になったのが2人が談笑している映像の中に映り込んでいた榎下氏の姿でした。

 彼は去年で現役を引退して今年からファイターズの球団職員になり、現在はファイターズが業務提携しているテキサス・レンジャーズで研修しています。

 僕とは、週に何度かラインのやりとりをしていて、キャンプ中などはレンジャーズのダグ・ブロケイル投手コーチやエリック・ガニエ投手コーチら昔のチームメートの近況やレンジャーズの練習方法などを報告してくれていました。

 そんなふうに連絡は取っているものの、元気な姿を見るのは久しぶりだったので安心しました。

 この研修でアメリカの野球界のことを学び、アメリカ球界で知り合いを増やし、そして高校時代(鹿児島工)に高校日本代表チームに選ばれ、アメリカ遠征に行ったときに知り合った奥さんと遠距離恋愛するために学び始めた英語も、さらに上達して帰ってくることを信じています。

 それはそうと、僕も毎年アメリカ視察に行くたびに英語を勉強しなければと思い、駐米スカウトには「来年はもう少し上達して戻ってくるから」と言っているのですが、全く上達していません。僕こそちゃんとやらないと…。(日本ハムGM補佐)

 ◆榎下 陽大(えのした・ようだい)1988年(昭63)7月21日生まれ、鹿児島市出身の29歳。鹿児島工ではエースとして3年夏の甲子園ベスト4。準決勝は斎藤(現日本ハム)擁する早実に敗れた。九産大から10年ドラフト4位で日本ハム入りし、プロ5年間で通算成績は35試合、2勝1敗、防御率3・76。昨年限りで引退し、現在はチーム統轄本部国際グループ。1メートル78、77キロ。右投げ右打ち。

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2018年4月17日のニュース