たった2カ月で…阪神ドラ2小野の進化に恩師驚き「ワンランク上に」

[ 2017年2月24日 05:30 ]

ノックでボールに食らいつく小野
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 快投で飾った実戦デビューから一夜明け、阪神ドラフト2位の小野が今度は恩師を驚かせた。宜野座球場に母校の富士大・豊田圭史監督の訪問を受けて約2カ月ぶりに再会。目覚ましい進化を認められた。

 登板翌日のブルペン投球。珍しい調整は「大学時代も投げた次の日にある程度の力で投げていた」という富士大時代からの“ルーティン”だった。鳥谷を打席に迎えて伸びのある内角直球や切れ味鋭いスライダーを披露。「昨日の紅白戦では抜けた変化球があったけど、今日はしっかり投げられた」。堂々たる勇姿を恩師にも見せた。

 富士大は例年同時期に沖縄キャンプを実施。タイミングよくブルペン投球も見守った豊田監督は「体も大きくなったけど、スライダーも良くなったし、直球はやはり素晴らしい。改めてプロだな…と感じた」と絶賛した。最後の指導は昨年12月中旬。「2カ月の間でもう一つワンランク上に上がったなという印象。無理してケガだけはして欲しくない。一日一日少しずつ結果を出していって、長く野球をやって欲しい」と目を細めた。

 初実戦だった前日22日の紅白戦では最速151キロを筆頭に8球投げた直球の半分に当たる4球が150キロの大台を突破。わずか12球で1回を3者凡退に抑えて評価を高めたばかり。「あんまり監督とは話すことができなかったです」。わずかで終わった再会の時間に少し残念そうでも開幕ローテーション入りへ新たな活力を得た。(久林 幸平)

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