ヤク痛すぎ…バレ左手甲死球で負傷退場　ＣＳ進出ピンチ

＜ヤ・広＞９回１死、中崎から死球を受けもん絶するバレンティン

セ・リーグ ヤクルト２―５広島

（9月2日 神宮）
　先発のヤクルト・石川が５回、新井、鈴木に連続アーチを浴びて逆転負け。広島戦４連敗で借金１０に逆戻りした真中監督は「今の状態だと新井が石川より上ということ」と悔しさを押し殺した。

　敗戦以上に、想定外のアクシデントが指揮官の表情を曇らせた。３点を追う９回１死で、バレンティンが中崎の直球を左手甲に受けて負傷退場。激痛に表情をゆがめて倒れ込み、球場がどよめきに包まれた。主砲は試合後「大丈夫だといいけど」と不安な表情のまま都内病院に向かった。

　３日に球団から検査結果が発表されるが、骨折なら今季絶望の可能性が高い。杉村チーフ打撃コーチも「まだ分からないけど人がいないだけにね…」と心配顔。４番の戦線離脱はＣＳ進出を争う状況で大きな痛手となる。　（平尾　類）

　▼ヤクルト・石川（５回に２被弾４失点ＫＯで今季８敗目）２アウトからつながれて、やってはいけない点の取られ方をしてしまった。