岩隈 大量援護受け7回4失点も4勝目 青木は今季10度目マルチ

[ 2016年6月1日 07:50 ]

パドレス戦に先発したマリナーズの岩隈(AP)

インター・リーグ マリナーズ16―4パドレス

(5月31日 シアトル)
 マリナーズのマリナーズの岩隈久志投手(35)が5月31日(日本時間6月1日)、シアトルで行われたインターリーグのパドレス戦で今季11試合目の先発をし、7回90球を投げ5安打4失点で3連勝となる今季4勝目(4敗)をマークした。6、7回に3本塁打を含む5安打を打たれ4失点も、5本塁打など14安打16点の大量援護を受けた後の失点だけにもったいなかった。

 岩隈はこの日はスプリットの切れが良く、4回までパーフェクト投球。5回に先頭打者のソラーテにこの日初安打を許したが、その回は無失点。だが、6回に先頭のラミレスに左前打を打たれ、続くジャンコウスキーに中越え1号2ランを浴びる。さらに2死からケンプに13号ソロを打たれ、この回3失点。7回にもサンチェスに1号ソロを打たれた。

 打線は初回から岩隈を援護。初回、マリナーズは2死から2四球で好機を作り、シーガーの右前タイムリーで先制。2回にも2死からサーディナス、青木の連打にスミスの四球で満塁とし、カノが押し出しの四球、クルーズの三遊間2点タイムリーで3点を加え、続くシーガーが今度は10号3ランを右翼席に叩き込み7―0と大量リードした。3回にもクレベンジャー、青木の安打で築いた2死一、三塁でスミスが右翼へ5号3ランを放ち、パドレスの先発・シールズをKOした。4回にもグティエレスの5号2ランで12点目。5回にもスミスがこの日2本目となる6号ソロ、リンドも右翼へ6号3ランを放ち、チーム今季最多、本拠地・セーフコフィールド最多タイの16点とした。

 青木宣親外野手(34)は「1番・中堅」で先発し、初回の第1打席は遊ゴロも、2回、3回に右前打を放ち3試合ぶり、今季10度目のマルチ安打を記録。この日は5打数2安打2得点で勝利に貢献した。8回には、大量失点のためマウンドに上がった本職が捕手のベタンコートと対戦し四球を選んだ。

 マリナーズは2連勝、パドレスは4連敗となった。

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