大谷９号＆マルチ　リアル二刀流から中１日も「それは全然、大丈夫」

＜日・ヤ＞７回無死、ソロ本塁打を放った大谷

交流戦 日本ハム４－８ヤクルト

（5月31日 札幌Ｄ）
　日本ハム・大谷が野手として出場５試合ぶりとなる９号ソロを放ち、２年ぶりの２桁、自己最多の１０本塁打に早くも王手をかけた。０―５の７回無死。「（田中）賢介さんに“変化球を待ちながら真っすぐを打つくらいでいいんじゃない？”と言われたので試しました」とデイビーズの初球の直球をコンパクトに振り抜くと、ライナー性の打球で左翼席に飛び込んだ。

　自己最長の連続試合安打も１２に伸ばしたが「特に意識はない。節目の数字でもないので」。８回はフルスイングで左前に運んで今季９度目のマルチ安打もマークし「詰まっても本塁打にするくらいの気持ちでいった」と話した。２９日の楽天戦（コボスタ宮城）ではＤＨを解除され「６番・投手」で投打で大暴れ。中１日の「５番・ＤＨ」に疲労も心配されたが「それは全然、大丈夫」と意に介さなかった。（柳原　直之）