マーリンズ 正二塁手の頭部にファウルボール直撃 精密検査へ

[ 2016年5月30日 13:38 ]

マーリンズのデレク・ディートリッチ内野手 (AP)

ナ・リーグ マーリンズ7―3ブレーブス

(5月29日 アトランタ)
 マーリンズのデレク・ディートリッチ内野手(26)が29日のブレーブス戦で、頭部にファウルボールが直撃するというアクシデントに見舞われた。

 9回、左打者のイエリチが放ったファウルボールはバウンドして三塁側のマーリンズベンチへ。何でもない一打に見えたが、次の瞬間、テレビカメラはベンチ内でうつ伏せに倒れるディートリッチの姿を捉えた。すぐにトレーナーが駆け寄り、周囲のコーチ陣やチームメートも心配そうに様子をうかがったが、幸いにも意識はあり、自分の足で立ち上がった。

 そのままベンチ裏へと退いたディートリッチは、X検査では異常なし。今後は遠征先のアトランタで精密検査を受けるという。ファウルボール直撃時、ディートリッチのそばにいたジョンソンは「試合後はみんなで彼の状態を確認するためにトレーナールームへ赴いた」とコメント。この試合で先発したコーラーは「軽症ですぐに戦列に戻ってくれればよいのだけれど」と気をもんでいた。

 ディートリッチは今季、ここまで44試合に出場して打率3割2分5厘、3本塁打、22打点。薬物規定違反で出場停止処分を科されたゴードンに代わり、4月29日のブルワーズ戦から正二塁手として起用されている。この試合では6回に3号2ランを放つなど4打点と活躍を見せていた。

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2016年5月30日のニュース