中日ドラ1小笠原 ビックリ初登板初先発だ 交流戦開幕デビューなら史上初

[ 2016年5月30日 06:15 ]

<中・ヤ>外野でキャッチボールを行う小笠原

 中日のドラフト1位ルーキー・小笠原慎之介投手(18)が交流戦の開幕戦、31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でプロ初登板初先発する可能性が29日、急浮上した。

 谷繁監督がヤクルト戦(ナゴヤドーム)の試合後「あるかも」と不敵に笑い、首脳陣の1人も「その可能性が高い」と示唆した。

 実現すれば、チームで高卒新人が先発するのは12年の西川(11年ドラフト2位)以来。交流戦開幕の先発となれば12球団を見渡しても史上初めての快挙となる。

 小笠原はオープン戦で1軍同行しながら開幕を2軍で迎えた。以降は2軍で調整を続け、ウエスタン・リーグで6試合(先発5試合)0勝2敗、防御率5・47の成績を残した。20日の巨人戦(ナゴヤドーム)から1軍合流し、24日のDeNA戦(浜松)でプロ初昇格した。首脳陣は大差がついた状況での救援登板など負担をかけないデビューを想定していた。僅差の試合も多く、ここまで登板機会はなかった。

 相手は昨季の日本一チーム、今季もパ・リーグ首位独走する強力打線のソフトバンク。大抜擢の可能性に本人は「まだ何も聞いていません。でも、もし投げたら初めて1軍の舞台に立てる。やってやるという気持ちしかないです」と平静を装った。昨夏甲子園優勝の黄金ルーキーが、いよいよプロのマウンドに立つ。

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2016年5月30日のニュース