ダル父が明かす復帰まで「初めて、自分の時間を長く持てた」

[ 2016年5月30日 05:30 ]

<レンジャーズ・パイレーツ>チームメートにタッチで迎えられるダルビッシュ

インターリーグ レンジャーズ5―2パイレーツ

(5月28日 アーリントン)
 レンジャーズ・ダルビッシュにとっては初めての大きな手術。父・ファルサさん(55)は「キャリアの中ではブランクになるが、この1年間は凄く良かったと思う。初めて、自分の時間を長く持てた」と言う。

 「小学校2年生から、ずっと野球、野球。特に中学に入るとチームが非常に強く、ずっと土日が大会で、なかなか負けない。負けても準決勝や決勝ですから、今後また次の大会。なかなか家族旅行もできなかった」。野球ができない空白。それを前向きに活用した。

 昨年7月、山本聖子さんとの間に子供が生まれた。ファルサさんは「元々子供が大好き。遊んだりするのを楽しんでいます」と明かし「運転免許も取ったし、今まで時間の余裕がなくてできなかったことができた」と続けた。家族を支え、また、家族に癒やされた。

 もちろん、野球とも向き合い続けた。医療、栄養、トレーニングなど各分野を自ら熱心に勉強。神戸市内でテレビ観戦したファルサさんは「(大人になったら)親は見守るしかない。周りにいる皆さんに感謝です」と感慨深げに話し、息子のあらゆる面での成長を喜んだ。

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