ダル、メジャー復帰へ自らGOサイン 右肘「強くなっている」

[ 2016年5月23日 09:54 ]

傘下マイナーの試合で6回を無失点で投げ終え、ベンチで迎えられるレンジャーズのダルビッシュ(右端)

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手は5度のリハビリ登板を終え、28日(日本時間29日午前8時分開始)のパイレーツ戦でのメジャー復帰へ、自らGOサインを出した。米記者から「土曜日(現地28日)にメジャーで投げる準備はできたか?」と問われ、「今日で90球近く投げたので、大丈夫かなと思います」と前を向いて答えた。

 この日は傘下2Aフリスコの一員として、パドレス傘下2Aサンアントニオ戦に先発。6回を3安打無失点で6三振を奪った。許した安打は全て単打で、球数は87球。最速は96マイル(約154キロ)を計時した。終盤はシンカーで打たせて取る場面もあり、登板前にメドとして設定されていた「6回90球」を見事にクリアした。

 「(テーマは)球数をしっかり投げる、クリアすることでした。ある程度球数は多いので、思い切りガンガンいけるわけではないので。抜けるところは抜いて、という感じでした」とダルビッシュ。マイナー戦でのリハビリ登板は計5試合に登板し、計20回を投げ4失点(2自責点)の防御率0・90。9被安打、21奪三振だった。5試合の投球を「思ったよりかは凄くいい球がいっているなと思います」と自己評価した。

 5月1日に初めてリハビリ登板した際には「肘ぶっ飛ばないかな?と。それだけはマジで思っていました」と不安さものぞかせていた。5度のリハビリ登板を経て「(同様の不安は)もうないですね」ときっぱり。「ゲーム感覚も徐々に良くなっていますし。肘もだんだんリハビリを重ねるごとに強くなっていっています」と自信を示した。

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