唐川288日ぶり勝利 筋トレ効果で球速アップ

[ 2016年5月23日 06:39 ]

<オ・ロ>6回1死一塁、小谷野の一ゴロでベースカバーに入り、併殺を完成させ、笑顔の唐川

パ・リーグ ロッテ5-1オリックス

(5月22日 京セラD)
 ロッテ・唐川が6回を3安打1失点で、昨年8月8日のソフトバンク戦(QVCマリン)以来288日ぶりの勝利を手にした。4四球を与え「内容は全然良くなかった」というが、一昨年4勝、昨年5勝に終わった右腕に進化が見えた。

 最速は143キロ。昨夏に2軍落ちして以来、タンパク質を多く取る食事法と筋力トレーニングで体重を5キロ増の85キロにした。昨季より平均5キロほど球速がアップ。「強く投げられているしファウルも取れる」と実感する。この直球を好調のカーブと組み合わせて幻惑。初回1死一、二塁では4番モレルを直球で詰まらせて中飛に仕留め、リードした田村は「直球が速くなり、カーブもレベルアップした」と評した。

 伊東監督は「ローテーションの一人として期待していた」と満足げ。唐川は、白星で得た手応えよりも「まだまだ一試合一試合(臨む)、という気持ちが強い」と次を見据えた。(大林 幹雄)

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2016年5月23日のニュース