ダル 5度目リハビリ登板で圧巻6回零封 29日メジャー復帰へ

[ 2016年5月23日 08:11 ]

傘下マイナー2Aフリスコの一員として、サンアントニオ戦に先発し、6回を3安打無失点のレンジャーズのダルビッシュ

 右肘手術からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有投手が22日(日本時間23日)、総仕上げと見られる5度目のリハビリ登板に臨んだ。傘下2Aフリスコの一員として、本拠地でのパドレス傘下2Aサンアントニオ戦に先発。6回を投げ3安打無失点、6奪三振とほぼ完璧に封じ込めた。球数は87球だった。一夜明けて身体に異常などがなければ、大リーグ公式サイトは中5日となる28日(日本時間29日午前8時15分開始)の本拠地でのパイレーツ戦でメジャー復帰すると伝えている。

 初回は左飛、見逃し三振、三ゴロと3者凡退で最高の立ち上がり。

 2回は見逃し三振、三ゴロで2死を奪った後に右前打を許したが、次打者を空振り三振に仕留めた。

 3回は空振り三振、四球、二飛、投ゴロ。

 4回は空振り三振、遊飛、二ゴロで3者凡退。

 5回は先頭を投前内野安打で許したが、後続を三ゴロ、空振り三振、遊ゴロで断ち切った。

 予定していた最終6回は先頭に中前打されたが、一ゴロ併殺、中飛と結果的に打者3人で抑えた。スタンディングオベーションに迎えられ、軽く帽子に手をやりダグアウトへ引き揚げていった。

 ダルビッシュは昨年3月に全治1年以上となる右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け全休。5月1日からマイナー戦でのリハビリ登板を始め、これで5試合に投げて計20回を9安打4失点(2自責点)。防御率は0・90で21三振を奪った。

 前回17日の2Aミッドランド戦で5回を投げ抜いた後には「もう実戦的な投球を意識してやっている。状態としては、いつでも(メジャーへ)いける状態にあります」と自信をのぞかせていた。

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