マエケン4勝目ならず…4回まで無安打も審判交代後に4失点

[ 2016年5月23日 07:40 ]

パドレス戦に先発したドジャース・前田(AP)

 米大リーグ、ドジャースの前田健太投手は22日(日本時間23日)、サンディエゴでのパドレス戦に先発したが、5回4安打4失点で勝敗はつかなかった。チームは延長17回、5時間47分に及んだ死闘を9―5で制し、連敗を4でストップした。

 3連勝の後、3連敗中で4月23日のロッキーズ戦以降は4試合連続で白星から遠ざかっている前田。メジャーデビュー戦で本塁打を放ち、初勝利を飾ったペトコ・パークのマウンドで初回は3番・ケンプを空振り三振に仕留めるなど3者凡退。2回は2死から死球を与えたものの、無安打に抑える上々の立ち上がりで、3、4回も3者凡退と無安打投球を続けていた。

 ところが、5回のドジャースの攻撃中にはファウルボールが球審の股間を直撃。審判が交代するハプニングがあって約15分中断。これで流れが変わった。

 その裏、前田は先頭のアップトンに中前打を許すと、そこから1死三塁のピンチを招いてベタンコートに中前適時打で先制される。さらに2死満塁とピンチを広げてからマイヤーズに右翼前に落ちる不運な走者一掃三塁打を許し、この回計4失点。6回の攻撃で代打を送られて降板となった。

 ドジャースは6回に4安打を集中して3―4と1点差に迫ると、7回にはターナーのソロ本塁打で試合を振り出しに。8回にはケンドリックに中越えソロ本塁打が飛び出して5―4と勝ち越しに成功したが、直後に5―5に追いつかれ、試合は延長戦に突入した。延長17回、ドジャースはプイグの適時打などで4点を勝ち越すと、その裏を9番手のストリプリングが無失点に抑え、死闘に決着をつけた。

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