共栄大が完全V!創部15年目の初歓喜「打倒・正義」実った

[ 2016年5月21日 13:49 ]

リーグ戦初優勝を飾り、歓喜の輪をつくる共栄大ナイン

 東京新大学野球春季リーグ戦第7週第2日が21日、大田スタジアムで行われ、共栄大が10―0で東京国際大に7回コールド勝ちし、5チームから勝ち点を奪う完全優勝で初優勝を飾った。共栄大硬式野球部は2002年創部。翌03年からチームを率いてきた新井崇久監督(41)は「とにかく打てないと勝てないので振って振って対策してきた。みんなが自信を持って打つ選手も日替わりで出てきた」と選手の奮闘を称えた。

 今季は創価大の最速156キロ右腕・田中正義(4年)や流通経大の最速155キロ右腕・生田目翼(4年)らドラフト上位候補がいることで注目を集める同リーグ。昨秋、歴代最高となる3位で初のAクラス入りを果たしていた共栄大は、「打倒・正義」を目標に掲げ、冬場は最低600スイングの振り込みで打力を強化してきた。この日も4―0の6回に打者11人の猛攻で一挙5点を奪い、練習の成果を発揮。勝ち点4で並んでいた東京国際大から連勝で優勝を決めた。

 投げては右腕・矢野が7回2安打に封じ完封。「最初は緊張して腕が振れなかったけど、チームのみんなが打って楽にしてくれました。まだ実感はないけど、みんなで優勝を決められたので嬉しいです」と歓喜に浸った。これで6月6日に開幕する全日本大学野球選手権大会の切符を掴んだ。主将の小暮は「田中君や生田目君に刺激を受けてずっと振り込んできた。全国でもうちのカラーを出して、勝ち上がれるようにやっていきたい。全国優勝を体験してみたい」と抱負を語った。

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