国学院大 自力V消滅…久保田主将猛省「まだまだ弱かった」

[ 2016年5月21日 05:30 ]

<東洋大・国学院大>東洋大に敗れ、スタンドに向かって頭を下げる国学院大・久保田(手前)

東都大学野球第7週最終日 国学院大5―6東洋大

(5月20日 神宮)
 3回戦1試合が行われた。11季ぶり2度目の優勝に王手をかけていた国学院大は、5―6で東洋大に惜敗。1勝2敗で今季初めて勝ち点を落とし、勝ち点4で終了し、自力優勝の可能性が消えた。優勝の行方は24日からの最終週での亜大―日大の結果次第となった。7季ぶりに1部に復帰した東洋大は、勝ち点を4に伸ばして今季を終えた。

 またしてもあと1勝が遠かった。今季最終戦で東洋大に連敗し、自力での優勝を逃した鳥山泰孝監督は「力の限り戦ったんですけど…。うちらしく粘り強く戦えたんですが、もう一息でした」と悔しさをかみしめた。

 2回までに5点のリードを許す苦しい展開。「1点ずつ返していけば必ず流れが来る」と呼び掛けた指揮官の読み通り、4回と6回に1点ずつ返し、7回には山崎、岡部の連続適時打などで3点を奪い同点に追いついた。しかし、その裏の2死から阿部健に四球を与えると二盗と三盗を許し、さらに暴投で決勝のホームを踏まれた。

 次週、亜大が勝ち点を落とせば優勝が決まるが、昨秋も勝てば優勝の亜大3回戦で敗戦し、涙をのんだ。主将の久保田は「これが戦国東都。まだまだ弱かった。ここで勝ちきれるチームにしていかないといけない」と反省を口にした。 (青木 貴紀)

 ◇優勝の行方 次週の亜大―日大で亜大が勝ち点を挙げれば国学院大と勝ち点4で並び、勝率で上回る亜大が2季連続25度目の優勝。日大が勝ち点を挙げれば、国学院大の優勝となる。

続きを表示

2016年5月21日のニュース