昨季は11センチ下がっていた マー君 角度つけるフォームに改造中

[ 2016年3月4日 05:30 ]

ヤンキースの田中(AP)

 ヤンキースの田中将大投手(27)が2日(日本時間3日)、今キャンプ初めてシート打撃に登板し、マイナー選手中心の若手延べ6人に対して5三振を奪い、安打性の打球はゼロと貫禄の投球を見せた。今キャンプで取り組んでいる球筋に角度をつけるフォームの手応えは上々。ドジャースの野茂英雄(03、04年)以来、日本投手2人目となる2年連続開幕投手へまた一歩前進した。

 田中の表情が、この日の投球の内容を物語っていた。「今年初めて打者との対戦だったので、もう少し(球が)ばらけると思っていたけど、ボールになる球でも際どい球が多かったし、自分の中ではきょうの段階で今の投球は満足している」。延べ6人から5三振を奪った結果に満足していたのではない。思い描いていた球筋で投げられた充実感で頬を緩めた。

 今季、新たに取り組んでいるのが球筋に角度をつけるフォームだ。昨季を振り返り、リリースポイントが「低くなっていた」と反省。球に角度がつけば打者の対応も難しくなるだけに、リリースポイントを上げるフォームを模索している。楽天時代やメジャー移籍後の好調時の投球フォームではなく、また新たにつくり上げている段階だという。

 米データサイト「ブルックス・ベースボール」によれば、メジャー1年目の14年は地面からリリースポイントまでの高さの平均値(直球のみ)が1メートル67~70の範囲で安定し、その差は3センチに収まっていた。昨季は開幕当初の4月こそ1メートル72だったが、4月下旬に発症した右手首の腱炎と右前腕部の張りから復帰した6月以降は、次第にリリースポイントの位置が下がっていった。10月は1メートル61で4月から実に11センチも下がったことになる。

 フリー打撃登板を飛ばしてのシート打撃登板。「こちらのライブBP(フリー打撃)は打者に立ってもらっても(目慣らし重視で)ほとんど振らない。振ってもらった方が自分としては分かりやすい」。実戦形式での新フォーム追求へ「直球でも振り遅れる感じのファウルもあった」と、うなずいた。(タンパ・東尾 洋樹)

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2016年3月4日のニュース