巨人3選手無期失格 球団に制裁金1千万円 コミッショナー裁定

[ 2015年11月10日 18:47 ]

野球賭博問題で会見する熊崎コミッショナー

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは10日、日本野球機構(NPB)の調査委員会からの処分案を受け、巨人の福田聡志投手(32)、笠原将生投手(24)、松本竜也投手(22)の3選手を野球賭博に関与したとして無期失格処分の裁定を下した。野球賭博で選手が処分されるのは、1969年に西鉄(現西武)の投手の八百長が発覚したのに端を発した「黒い霧事件」以来。

 巨人は裁定を受けて3選手との契約の解除を発表。調査委の委員長を務めた大鶴基成弁護士は「3選手については最終報告と受け取っていただいて結構」と話し、問題が発覚した10月初旬からの調査は一区切りとなった。

 調査委は八百長が行われた形跡はないが、プロ野球にかかわる賭博や野球賭博常習者との交際はプロ野球への期待と信頼を著しく損なうものとして永久失格に次ぐ無期失格処分が適当とした。巨人に対しては指導、管理が不十分だったとした。コミッショナーはこれを受けて巨人に制裁金1千万円を科した。

 調査委によると3選手以外の巨人の選手や、コミッショナーを通じて他の11球団にも調査をしたが、野球協約に違反している具体的な情報はなかった。また3選手が暴力団などの反社会的勢力と認識した上で交際していたとの証拠は得られなかったという。

 調査委などによると、福田投手は今年5~9月ごろ、笠原投手が紹介した大学院生の男性と高校野球の甲子園大会で複数試合、プロ野球と米大リーグの試合でそれぞれ約10試合に賭けた。

 笠原投手は昨年4~10月ごろプロ野球で、この大学院生と約10試合、知人の飲食業者の男性と10~20試合に賭けた。松本竜投手は昨年6~10月ごろ、飲食業者とプロ野球の十数試合に賭けていた。

 3選手は警視庁組織犯罪対策4課から任意で事情聴取を受け、事実関係を認めているという。組対4課は今後、賭博罪に当たるかどうかや暴力団関係者の関与の有無を調べる方針。

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