ソフトB、メジャー視野の松田慰留へ FA宣言残留を特例許可で待つ

[ 2015年11月10日 06:55 ]

台湾の桃園空港に到着した松田

 ソフトバンク・松田宣浩内野手(32)が9日、今季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。球団を通じ「短い野球人生。悔いのない決断をするために自分の評価が聞きたいと思い、あえて海外FA権を行使しようと決意しました。メジャーでプレーできる可能性があるのかを探ってみたい」とコメントを出した。

 ソフトバンクからは4年の大型契約を提示され、条件面は同意。国内他球団とは交渉しない。ただ、心の隅に残った大リーグ挑戦の可能性を消せず「確かめるのは今しかない」と決断した。この日は侍ジャパンの一員として台湾入り。移動の際に「メジャー球団からのオファーがあったときにはプレミア12が終わってから、よく考えて決断するつもり」と語った。

 パドレスなどが獲得に手を挙げる可能性があるが、ソフトバンクもこれまで認めなかった「宣言残留」を特例で許し、無期限で待つ姿勢。宮崎キャンプで知らせを受けた工藤監督は「時間はかかるだろう」と語り、「彼の存在は非常に重要。“マッチ!日本の野球の方がいい。V3目指そうよ”と言っちゃおうかな…」と慰留交渉に出馬する可能性を示唆した。

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2015年11月10日のニュース