侍J小久保監督「本能」で戦う 11日対戦メキシコは“データゼロ”

[ 2015年11月10日 05:30 ]

台湾・桃園空港に到着した小久保監督

 侍ジャパンの小久保監督が台湾での戦いを前に、国際大会で戦う心構えを説いた。11日のメキシコ戦以降は対戦国のデータが少なく、情報収集は現地での本戦で行う方針。指揮官は「正直ほとんどデータはゼロです。韓国と違い、データを入れての戦いというよりは、野球選手本来の本能的なところが求められると思う」と選手たちに求めた。

 韓国相手に白星発進したが、残るB組の対戦国は米マイナー選手中心で特徴は未知数。10日はメキシコ―ベネズエラ戦(桃園)に村田善則スコアラーやコーチ陣を派遣し、そこからの情報収集、分析になる。選手としてバルセロナ五輪などで国際大会の難しさを体感してきた小久保監督は「来たボールにどう対応するか。あとはゲームの中での情報交換とか。秋山や山田はそういうタイプだと思う」と続けた。

 台湾では外出禁止とはしないが、誰とどこに行くかの報告は義務付けて緊張感を保つ。「あくまで予選は全部勝ち、準々決勝という目標でいく」。勝ってかぶとの緒は締め直し、侍たちの本能を呼び覚ます。(倉橋 憲史)

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2015年11月10日のニュース