金本阪神が本格始動 高知・安芸で秋季キャンプ「僕の方が疲れた」

[ 2015年11月1日 19:32 ]

秋季キャンプで、江越を指導する阪神の金本監督(6)

 阪神は1日、高知県安芸市で金本知憲監督の下、秋季キャンプをスタートさせた。約2千人の観衆が見守る中、約7時間に及んだ初日の練習を終え、新指揮官は「長いですね、自分もこんなに練習をしとったんかなというぐらい。僕の方が疲れている」と息をついた。

 甲子園で行っていた秋季練習から継続して、午前中は走塁、守備練習に多くの時間を割いた。「全ての意識を変えていきたい」と意気込む金本監督は、返事のない選手を怒る場面もあり、厳しい雰囲気での船出となった。

 「専門じゃない」ブルペンにも足を運び、午後の打撃練習では有望株の江越、陽川らを積極的に指導した。「選手は一生懸命やっていると、目標を忘れがちになる。こっちが忘れずに、気付いたらすぐ言ってあげないと」と目配りも心掛けており、江越は「具体的で分かりやすいアドバイスが多い」と感謝した。

 秋季キャンプは17日まで行われる。監督自身は日程の都合上、キャンプ地を離れる日もあるが「モチベーションとかを見極めて、テンションの下がる選手がいたら、声を掛けて頑張っていこうと思う」と意気盛んだった。

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2015年11月1日のニュース