【なんでもランキング】15年シーズン最高打者はソフトB柳田

[ 2015年10月9日 11:35 ]

ティー打撃をする柳田

 15年シーズンの最高の打者を独自のランキングで決めたい。野球統計学のセイバーメトリクスに、打者の総合力を表すOPSという数値がある。これは出塁率と長打率を単純に足し合わせたもの。ここではさらにチャンスでの強さを加味するために「得点圏打率」をプラス。「OPS+得点圏打率」として、両リーグで規定打席に到達した54人の打者で計算した。

 トップ3には、今季の大活躍で話題をさらった3人が入った。1位は「トリプルスリー」を達成、パ首位打者の柳田(ソ)で1.514。2位もトリプルスリーにセ本塁打王、盗塁王の山田(ヤ)で1.372。3位は216安打でシーズン記録を塗り替えた秋山(西)が1.288。3人とも各部門でバランスの良い数字を叩き出した。

 特に柳田は長打率、出塁率、得点圏打率の全てで両リーグトップに立った。出塁率が現在の計算法になった85年以降、この3部門で両リーグ1位は同年の落合(ロ)以来2人目。打者として類いまれなる総合力で、球史にその名を刻んだ。 (記録課・矢吹 大祐)

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