来季監督は?DeNA球団社長「横浜市の花はバラですよね」

[ 2015年10月9日 09:30 ]

DeNAの来季の監督候補に挙がっているローズ氏

 DeNAの来季監督の最有力候補に挙がっている球団OBで大リーグ・レンジャーズ1Aでコーチを務めるロバート・ローズ氏(48)について、池田純球団社長は8日、横浜市内の球団事務所で「どうでしょうね。(リストアップされている)かもしれないですね」と肯定も否定もしなかった。その上で、高田繁GMと意見交換している候補者は「複数、外国人が入っている」と初めて外国人もリストに入っていることを認めた。

 中畑監督の退任により、後任の監督人事を主導して進めている高田GMはこの日不在。池田社長は「高田さんの中でいろんなシミュレーションをしていると思う」と慎重だったが、新監督に求めるものは高田GMと一致しており「NPB経験者じゃないと外国人としては難しい。戦力として(支配下選手が)70人いる中で、その把握に時間がかかりすぎないというのが重要。勝ち運みたいなものも(条件に)あるかもしれない」と続けた。

 ローズ氏は前身である横浜で93~00年の8年間プレーしており、日本野球の順応に支障はない。不動の4番として98年に38年ぶりの日本一にも貢献している。中畑監督が築いた4年間の土台をベースに、チームの再建を託す人材として適任であることは間違いない。

 池田社長が話したのはここまでだったが、鐵(てつ)智文広報部長を通じて報道陣に伝言を残した。「“横浜市の花はバラですよね”とのことです」。花と緑あふれる横浜の象徴として市民に定められた横浜市の花が「バラ」。英訳すると、ローズだ。 (平尾 類)

 ▽横浜市の市花 市政100周年、開港130周年を記念し、市民投票によって選ばれたバラが、89年9月23日に市花に制定された。バラの市花制定を記念して91年に港の見える丘公園内にローズガーデンがオープンし、バラの名所として知られる。

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