バレ必死!素手打法もテスト 手が痛くなるから「集中力高まる」

[ 2015年10月9日 05:30 ]

広島戦に出場したヤクルト・バレンティン

フェニックス・リーグ ヤクルト0―3広島

(10月8日 サンマリン宮崎)
 CSファイナルSに出場するヤクルトのバレンティンが、志願参加しているフェニックス・リーグ、広島戦でマルチ安打をマークした。7回の第3打席で中前打。9回の第4打席でも内角直球を左前へ打ち返し「マグレ」と笑った。

 第1打席は遊ゴロに倒れたが「素手打法」を披露。前日の四国IL戦で前の打者だった森岡が素手で3ランを放ったのを見て「その流れで打てるのでは」とまねして中越えソロを放った。この日の2打席目以降は手袋を着用も「状態が落ちているので広い視野でやってみた」と左太腿肉離れの手術から復帰も5カ月のブランクを埋められず不振にあえぐ主砲は必死だ。「手が痛いから詰まってはいけない、と集中力も高まる」と今後の実戦でも試す予定。この日宮崎入りした真中監督は「存在感と相手に与える重圧を考えるとプラスの部分が多い。安打が出ているのはいいこと」と復調に期待を寄せ、先発起用を続けることを明言した。 (町田 利衣)

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2015年10月9日のニュース