阪神 金本氏と5時間交渉 球団首脳そろい踏みで2度目“お願い”

[ 2015年10月9日 07:40 ]

金本氏

 阪神は8日、次期監督招へいを目指す金本知憲氏(47=スポニチ本紙評論家)に対し、兵庫県内のホテルで2回目の就任要請交渉を行った。交渉のテーブルに着いた南信男球団社長は「何も話せることはありません」、高野栄一球団本部長も「何もお話しできません」とノーコメントを貫いた。

 1日の初交渉から、ちょうど1週間。チームの変革案、将来のビジョンについて話し合った前回交渉は約2時間で終わったが、この日はその倍以上となる5時間以上にもわたって交渉が繰り広げられた。球団からは編成担当のみならず、広報部長兼連盟担当である四藤慶一郎専務も同席。球団首脳がそろい踏みする形となった。今季はレギュラーシーズンで勝率5割を割り込み、10年連続でV逸。再建を託したい金本氏に熱意をぶつけた。

 今季限りで退く和田監督が率いる現体制のチームは10日から巨人とCSファーストSを戦う。球団は現場に配慮しつつ、水面下で、招へい活動を継続する構え。何度でも金本氏の元に足を運び、口説き落とす覚悟だ。

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2015年10月9日のニュース