岩田力んだ４失点ＫＯ、被弾グスマンへの失投「悔やまれます」

＜広・神＞２回１死三塁、石原の打球を捕球する岩田

セ・リーグ 阪神５―６広島

（8月4日 マツダ）
　気負いが力みにつながってしまったのか。夏の長期ロードの初戦の先発を任された阪神・岩田に本来の輝きはなかった。

　「グスマン選手の一発はコントロールミスでした。甘く入ってしまったことが悔やまれます」

　試合後、神妙な面持ち痛恨の２回をふり返った。３点リードした場面で先頭の新井に中前打で出塁を許すと、そこから落とし穴が…。１ボール１ストライクからの内角直球をグスマンにとらえられ、左中間２階席まで運ばれた。援護をもらった直後の一発で完全にリズムを崩してしまった。

　「失投ですね。あの一本だけです」

　初回は３者三振に斬って取る最高の出だしだったが、リズムを取り戻せないまま４回２／３４失点で降板。７勝目もお預けとなり、なんとも苦い夜になった。（久林　幸平）

　▼阪神・中西投手コーチ（４失点で降板した岩田について）３点をとった次の回だったな。あそこで取られるとどうしても、向こうが反撃ムードになってしまう。あそこは０で抑えないと。