山井プロ入り後初の２桁黒星、５回４失点「悪いところが出た」

＜中・Ｄ＞５回２死二、三塁、ロペスに左前２点適時打を打たれガックリの山井（左）

セ・リーグ 中日４―５ＤｅＮＡ

（8月4日 ナゴヤＤ）
　連敗を「８」で止めた勢いを持って反攻に出たかったが、攻守に冴えなかった。中日先発の山井が５回４失点。５回の３失点はエルナンデスの失策が絡んだとはいえ、先頭の投手・久保の安打から始まり、反省の多い内容。打線も１２安打を放ちながら拙攻の連続だった。

　「６、７回と無死一、二塁で得点を取れなかったことが…」。特に谷繁兼任監督が顔を渋くしたのが２点を追う７回無死一、二塁での大島の打席だった。犠打を試みたが、ボールを浮かせてしまい一飛に。二走・赤坂は帰塁できず、最悪の併殺となった。

　山井は「悪いところが出た」とプロ入り初の２桁１０敗目に沈痛。１３年から続いた自身の対ＤｅＮＡ戦連勝も「６」で止まり、友利投手コーチは「いろいろ考えることはある」と今後の起用法に含みを持たせた。借金は再び今季最多タイ「１５」。苦しい流れが断ち切れない。（飯間　健）