松井裕、雑音封じ楽天新23セーブ!田代コーチ退団騒動払しょく

[ 2015年8月5日 06:30 ]

<楽・西>球団新記録の23セーブをあげて嶋(左)とガッチリ握手する松井裕

パ・リーグ 楽天5―4西武

(8月4日 コボスタ宮城)
 楽天・松井裕を大久保監督が評した。「きょうはスイッチが入っていたね。精神力が強い」。指揮官も絶賛する圧巻の内容で23セーブ目。12年の青山がつくったシーズン最多セーブの球団記録を塗り替えた。

 「宮城で達成したいと思っていて、初戦で決められて良かった。3人で抑えられて、きょうは100点だと思います。絶対に3人で抑えて自分の記録を祝おうと思った」

 浅村、中村を連続三振に仕留めると、栗山にはこの日最速の149キロをマークするなど追い込んで、最後はスライダーで三ゴロ。中軸に打撃をさせなかった。投じた14球中、ボールは3球。圧倒していた。

 この日の練習前、1軍全選手を前にして立花陽三球団社長は球団、選手が一体となって戦うことを求めるとともに「野球以外のことで騒がせて申し訳ない」という言葉も口にした。三木谷浩史オーナーが打順や投手起用に関して指示を出すなど、現場に介入することも一因となって7月30日には田代富雄打撃コーチが退団。チーム内の動揺、周囲の雑音を封じるには、選手がグラウンドで結果を出すしかない。松井裕は「社長にゲキを入れられた。みんなで戦った結果です」と言った。

 本拠地コボスタ宮城では7月5日の日本ハム戦以来の勝利で、グリーンユニホームでは8戦目にして初勝利となった。まだ5位だが、3連勝で3位ロッテまで3ゲーム差。背中は見えている。

 松井裕は休養日にも、イチローが導入する「初動負荷理論」によるトレーニングを行うなど、体調管理にぬかりはない。

 「僕の記録が今後伸びなくても、チームが勝てばそれでいい。(抑えは)チームの勝利に直結する。緊張感を持ってマウンドに立っている」

 10戦連続無失点。19歳左腕が絶対的な安定感でチームを押し上げる。

 ▼楽天・枡田(右手骨折からの復帰戦で、8回に決勝の右前適時打)たまたま僕に回ってきただけ。みんなの気持ちが打たせてくれた。

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