成立４番藤谷２発！チームは４発10点コールド「役割を果たそうと」

＜立教池袋・成立学園＞２本塁打の活躍を見せた成立学園・藤谷

第９７回全国高校野球選手権東東京大会３回戦 成立学園１０―２立教池袋

（7月17日 神宮第２）
　成立学園の４番・藤谷にも２本塁打が飛び出した。１メートル７１、７９キロの主砲は初回２死二塁で先制の左越え２ランを放つと、４回１死一塁でもスライダーを左翼席に運び、７回コールド勝ちに貢献した。高校通算アーチを１２本に伸ばし「４番としての役割を果たそうと思っていた。シャープに打つことができた結果」と喜びに浸った。

　中学３年だった１２年夏に同校が初の甲子園出場を決めた決勝をスタンドで観戦。「自分が入学したら打線の中心を打ちたい」と強く誓った。その言葉通り努力を重ね、２年春から４番に座る。

　追い風も味方に付けた打線は計４本塁打を放ち、菅沢剛監督が「投手力が弱いので１０点取れと言っている」と言う通りの１０得点で圧倒。藤谷は「次の試合につながる」と手応えを口にした。