黒田、8年ぶり球宴で2回無失点「熱くなるものがありました」

[ 2015年7月18日 19:47 ]

<全セ・全パ>初回2死一塁、中田を空振り三振に斬る黒田

マツダオールスターゲーム2015第2戦 全セ―全パ

(7月18日 マツダ)
 「マツダオールスターゲーム2015」は18日、マツダスタジアムで第2戦が行われ、全セは広島の黒田博樹投手(40)が先発。3安打を許したもののスプリット、スライダー、ツーシームと変幻自在の投球で2回無失点。右足首の炎症で出場選手登録を抹消され7日のDeNA戦(同)以来の実戦だったが、地元ファンの声援にしっかりと応えた。

 07年以来8年ぶり3度目のファン投票選出。登板前日には「広島での球宴は19年目で初めてなので楽しみ」と話していた黒田が、さすがの存在感を見せた。

 真っ赤に染まったスタジアムの大歓声の中、初回のマウンドに上がった。先頭・秋山(西)を132キロのスライダーで空振り三振に斬って取ると、続くクルーズ(ロ)には左前打を許したが、3番・柳田(ソ)、4番・中田(日)を連続三振に仕留める圧巻の投球を見せつけた。

 2回は中村(西)に右前打、糸井(オ)には四球を与え、1死後に中島卓(日)に中前打を許し満塁のピンチを背負った。しかし、中島卓の打球に右手を伸ばして止めようとするなど、球宴とはいえ闘争心あらわ。続く炭谷(西)を二ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。

 2イニングで降板し、同僚・前田健にバトンを渡した黒田。「すごく雰囲気がよくて投げていて気持ちよかった。けっこう熱くなるものがありました」と本拠地での球宴登板を振り返った。中島卓の打球に対する“右手”については「日ごろのクセが出てしまいました」と苦笑していた。

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