連日の猛打賞も喜べない…中日・和田 同点機に空振り三振

[ 2015年6月13日 05:30 ]

<楽・中>8回2死二、三塁のチャンスに和田は空振り三振に倒れる

交流戦 中日1-3楽天

(6月12日 コボスタ宮城)
 連日の猛打賞も喜べるはずがない。1―3の8回2死二、三塁、一打同点の場面で、3打数3安打の中日・和田が打席に立った。前夜に史上最年長2000安打を達成したベテランに寄せられる期待。しかし、クルーズの152キロの剛速球の前に空振り三振に終わった。

 「状態は悪くはないけど、結局、一番大事なところで打てなかった。それが残念です」

 個人記録よりチームの勝利が信条の42歳が悔しそうに振り返った。それでも、学生時代を過ごした仙台で抜群の存在感は見せた。2回の第2打席で右中間二塁打すると、4、6回にも左前へクリーンヒット。10日の第3打席からこの日の第3打席まで、2000本目のメモリアルな1本を挟んで9打数8安打の大当たりとなった。

 快挙達成後、初の仙台でのゲームとなったことには「それは関係なく、目の前の試合を頑張ります」と多くを語らなかった。ただ、13日には快挙の記念球を持って02年に亡くなった元東北福祉大監督の伊藤義博さん(享年56)の墓参を予定。思い出の地で恩師に大記録を報告する。

 ▼中日・谷繁兼任監督(交流戦負け越しが決まり)勝ち負けというのは絶対付いてくる。負ければ(流れが)悪くなる、勝てば良くなるというものじゃない。

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