黒田 宝刀ツーシームで3併殺6勝目 広島はヤフオクDで5年ぶり白星

[ 2015年6月13日 06:30 ]

<ソ・広>6勝目を挙げた黒田はファンの声援に応える

交流戦 広島6-0ソフトバンク

(6月12日 ヤフオクD)
 古巣復帰後最長の8イニングを投げ、こちらも最多の118球の熱投。広島の黒田がソフトバンクの強力打線を6安打無失点に封じ、チームトップの6勝目を挙げた。

 効果絶大だったのが右打者を詰まらせ計3併殺を完成させた宝刀ツーシームだ。メジャー時代に手本としたのは、2人の名投手。ともにドジャース在籍時の同僚でメジャー通算355勝のマダックスと同176勝のロウだ。08年7月8日のブレーブス戦でツーシームを駆使して1安打無四球完封し「自分の進む方向が見えました」と手応えを得た。貪欲な姿勢は今も変わらない。先日も15歳年下の野村にカーブの握りを質問するなど、さらに進化を続けている。

 チームはヤフオクドームでは10年5月22日から1分けを挟んで8連敗中だったが、その右腕で負の連鎖を止めた。交流戦は3戦3勝17回1/3を無失点。これで日米通算188勝。「あとはチームが浮上していけばいい」という言葉は力強かった。

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