阪神ドラ1横山 遠い初勝利…押し出し連発で自滅「申し訳ない」

[ 2015年6月13日 18:41 ]

<オ・神>4回無死満塁、連続で押し出し四球を与え、降板した横山(左)

交流戦 阪神1―15オリックス

(6月13日 京セラD)
 阪神は今季ワーストの15失点を喫し“関西ダービー”に完敗。4回途中3安打5四死球5失点とまたも期待に応えられなかったドラフト1位ルーキー横山は「大量失点につながるようなピッチングになってしまい、悔しいですし、チームに対して申し訳ない気持ちでいっぱい」とうなだれた。

 初回は3人で抑え、2、3回もヒットを打たれながらも無失点でしのぐ上々の立ち上がり。しかし、福留の8号ソロで1点のリードをもらった直後の4回裏に突如崩れた。先頭の中島に死球を与えると「そこから崩れて修正が効かなくなった」。T―岡田の安打と糸井の四球で無死満塁のピンチを招くと、そこから谷の押し出し四球であっさり同点。ストライクが入らず、続く縞田にも連続で押し出し四球を献上して1―2と逆転を許した。我慢の限界に達した和田監督が交代を告げたが、2番手の鶴も連続適時打を浴びてこの回6失点。悪い流れは止められず5投手で計16安打15失点の惨敗に、京セラドームに詰めかけた阪神ファンもガックリと帰路についた。

 プロ初登板初先発となった5月21日には巨人相手に7回6安打1失点の快投を披露した左腕。しかしその後3試合は実力を発揮できず、苦しいマウンドが続いている。和田監督は「相手打順が一巡した後に球の質が落ちる」と指摘し、ドラ1の奮起を促した。

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2015年6月13日のニュース